教員紹介

栄養学部教員コラム vol.16

2009.10.01 管理栄養学科 佐藤容子

健康栄養学科と医学

栄養と健康は、とても深い関係にあります。食生活をおろそかにすると、生活習慣病と呼ばれる様々な病気(例えば糖尿病や高脂血症など)にかかりやすくなりますし、肝臓や腎臓などの病気では、それぞれの病態に合わせた食事を特別に用意しなければならないこともあります。病気の治療・健康の維持を栄養面からサポートするのが、管理栄養士の一つの大きな仕事です。そのため、健康栄養学科では、基礎医学・臨床医学の知識を、「解剖生理学」、「病理学」、「臨床栄養学」などの講義・実習で身につけていきます。医学専門用語には耳慣れず難解なものも多いため、最初はとまどいを覚える学生さんもいるようです。例えば、「・・咀嚼・嚥下機能に障害のある場合、誤嚥を生じやすく・・」というのは、「・・(食べ物を)かんだり飲み込んだりする機能がうまくはたらかないと、あやまって呼吸をする気管の方に食べ物が入ってしまいやすく・・」という意味ですし、「・・悪心、嘔吐が激しく、著しいるいそうを呈する」というのは、「・・むかむかした吐き気、吐くことがたびたびで、とてもやせている」という意味です。初めは???という顔もみられますが、卒業する頃にはこのような言葉も難なく使いこなし、立派な栄養士・管理栄養士として巣立っていきます。

※ 下図はクリックすると拡大されます

 

 

図:解剖生理学では、骨や筋肉などの名前もたくさん覚えていきます
(解剖生理学実習I資料より)

 

 

佐藤容子(健康栄養学科)

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