教員紹介

栄養学部教員コラム vol.55

2012.09.20 管理栄養学科 角田 光淳

学生によるMyanmar(ビルマ)支援研修から

東南アジアの衛生事情

健康栄養学科・学生とともに、衛生に関する調査活動はその国の不衛生を問う結果となり、衛生対策がセットでなければならない。その対策を検討し支援研修と国際交流を行っている。英語での活動はハードだが、学生のためらいはない。
自然と太陽がいっぱいの南・東南アジアの農水産物資源はとても豊かであるが、熱帯、亜熱帯特有の高温環境は微生物の増殖を促し、特に腐敗変敗しやすい畜水産物の流通を阻んでいる。生活汚水や産業汚水の浄化は大都市中心部を除き、自然循環にあり、井戸や河川の自然水の多用を想像すれば、衛生には生水、氷には注意し、加熱食品を食べ、蚊対策が基本である。感染症が常時流行しているわけではないが、抗体価の異なる外国人には感染しやすい環境にあり、それなりの備えや注意は必要なことである。
国状は鍋とコンロだけの路上店舗から冷房の効いたレストラン、牛車、人力車、自動車、衛星放送や携帯電話の普及など昭和初期から現代までの縮図を垣間見ることができる。またミャンマーは自然と遺跡に宝石と仏の国で、一部を除き治安よく、人々は親日的でシャイで、ノスタリジックな光景を憶える奇蹟の邦である。だが文明の妖怪が襲いつつある。

ミャンマー畜水省水産局におけるKGU学生による支援研修と調査風景

 

 

KGU / DOF親善交流会 KGU学生による衛生実習(畜水省水産局)
インレー湖の水上家屋/調査 インレーの淡水魚 JAICA水田養魚支援事業/調査

 

 

角田 光淳(健康栄養学科)

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