教員紹介

栄養学部教員コラム vol.159

2021.03.23 管理栄養学科 菅 洋子

ランニングのススメ

生活習慣病の予防のためには、身体を動かすことが大切です。「運動不足」は病気や死亡のリスクファクターであることもわかっています。健康維持増進のために運動をした方が良いことは多くの方が理解していることだと思いますが、「運動」である必要はなく、「身体活動」でよいのです。安静時よりも心拍数があがるような、日常生活の中で「歩く」ことを意識するだけでも十分なのです。

厚生労働省は、「1日に60分程度歩行程度の身体活動をしましょう」と身体活動基準の中で示しています。これは、意識的に行うウォーキングではなくても、通勤、通学、買い物、移動など、日常生活の中での歩行時間を含みます。また、この基準は、「毎日」60分ではなくて、「1週間で」63000歩程度というエビデンスが基になっているので、普段の生活でよく歩く人は、週末はゆっくり過ごしてもよいですし、普段デスクワークでほとんど歩かない人は、週末スポーツや外出で歩くようにすればよいのです。

最近はランニングブームで気軽に参加できるランニング大会も数多く存在します。小中学生の頃は運動が苦手だったという方でも、30歳代、40歳代になってからランニングを始める方もいます。ランニングは運動制限がない方であれば誰でも気軽に始められます。最初はゆっくりペースで数分から始め、少しずつ時間を延ばして行くようにし、息が上がってきたらウォーキング位にペースを落とし、落ち着いたらまた小走りする…。これを繰り返し10~15分程度走れるようになれば、1.5km~2km走ったことになりますので、もう立派なランナーです!

昨年から今年にかけてのコロナ禍による自粛生活で、体重が増えてしまったという方もいると思います。体重コントロールと、健康維持増進のために、みなさんも走ってみませんか?

栄養学部 菅 洋子

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