栄養学部教員コラム vol.21
2010.02.18 管理栄養学科 吉田 博
ミャンマー農業・灌漑省の要請で2009年11月、ミャンマー中央部に位置するピンウールィンの農業試験場でゼミ生によるセミナーが行われた。ミャンマーでの学生主体によるセミナーは、今回で4回目である。
<開会の挨拶> |
今回のセミナーでは、「ミャンマーの地に即したシイタケの原木栽培法の提案」をメインテーマに、パワーポイントを用い、学生たちにより詳細な解説がなされた。実習も合わせて行われ、現地の人たちとボディランゲージを交えての真剣の中にも微笑ましい交流がなされた。
<セミナー実習風景> | <セミナー風景> |
学生たち曰く、「教えることは、教わることの10倍も、100倍も大変なことだった」と、その感想を述べていた。そして、「シイタケの原木栽培法をミャンマーの地に実現させ、我々の提案したシイタケの原木栽培法が、極貧国と言われるミャンマーの人々の雇用対策に、延いては麻薬撲滅のための代替作物として実現させたい」と熱く語っていた彼らの姿が、今でも私の記憶に鮮明に残っている。
吉田 博(健康栄養学科)