教員紹介

栄養学部教員コラム vol.61

2013.03.21 管理栄養学科 倉沢 新一

栄養士・管理栄養士は、栄養学の知識がありさえすればよいのでしょうか?

実際の社会で起こっていることは教科書に書かれているようなことよりも、書かれていないようなことが起きています。それらに対して、「どのようなことが生じているのかといった現状の認識」と、それに対する「あなたの意見や、解決策の提案はなんですか」といったことが求められます。このようなことに対応するための知識や技能を学ぶことが大学での授業の特徴の一つです。
現状の認識は客観的であることが必要で、意見や提案は合理的で理論的なものでなければなりません。栄養士や管理栄養士の仕事でも同様なことが求められます。ただ単に栄養学などの専門的な知識をもっているだけでは不十分です。客観的な認識と、自分の意見や提案を、説得力を持って相手に伝える能力も問われています。そのためにはいろいろなことに対して興味を持つことが重要です。教科の勉強とともに、いろいろな社会の出来事に興味を持ち、自分なりに考えてみることを、今から実践されることをお勧めします。

 

 

食事バランスガイド(農林水産省ホームページより)

 

 

倉沢 新一(健康栄養学科)

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