栄養学部教員コラム vol.92
2015.06.18 管理栄養学科 倉沢 新一
栄養学部長の倉沢でございます。私からは、栄養学部について紹介させていただきます。
栄養学部は管理栄養学科のみが設置されている、一学部一学科体制です。入学定員は、100名で、現在12名の専任教員と総勢8名の助手が在籍し、教育と研究を行っております。
本学部の栄養士養成は、関東学院女子短期大学の家政科食物栄養専攻に栄養士養成課程が設置されたのがルーツで、昭和44年(1969年)に栄養士養成課程の教育が開始されました。その後、平成14年(2002年)に、短期大学の入学定員を基に人間環境学部が設置されました。栄養士養成課程は、人間環境学部の健康栄養学科として入学定員100名に増員し、これまでの栄養士養成課程に加え、新たに管理栄養士養成課程として発足いたしました。そして、栄養学部管理栄養学科の施設設備は、前身である人間環境学部健康栄養学科施設設備を受け継いでおります。
栄養学部管理栄養学科における教育の特徴は、学科名にありますように管理栄養士の養成課程です。同時に、栄養士養成課程、食品衛生管理者及び食品衛生監視員養成課程でもあります。また、近年の我が国における食育の重要さに鑑み、栄養教諭の一種免許が取得できる教職課程を置いております。さらには、食品関連分野の教育の充実のためにフードスペシャリスト養成課程も設置いたしております。学生は、管理栄養士養成課程の科目を中心に学びながら、各自の希望や将来の目標にそって、他の資格を得るために必要な科目も学んでおります。
関東学院大学にこれらの資格者を養成している学部があることを社会により積極的に発信し、多くの受験生に認知してもらい、教育を通して優秀な人材を社会に送り出すことを強く認識し、社会の要請に応えるようこのたび栄養学部管理栄養学科を設立いたしました。
この春、全国から100余名の新入生を迎えることができました。それとともに、人間環境学部健康栄養学科には2年生から4年生が在籍しております。これまで以上の責任感をもち、社会の要請を強く感じながら教育・研究を行ってまいります。皆様方におかれましては、これまでにも増してご理解ならびにご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
ありがとうございました。
2015年5月30日に行われた、「栄養学部 教育学部合同開設記念式典」での「栄養学部の紹介」を基に再構成いたしました。
倉沢 新一(管理栄養学科)