栄養学部教員コラム vol.112
2017.01.17 管理栄養学科 津久井学
新年 明けまして おめでとうございます
正月の初詣は、毎年実家近くの富士山本宮浅間大社(富士宮市)に参拝しますが、その帰りに境内の屋台で「さくら棒」と「ニッキ棒」を購入しました。「さくら棒」は、桜色に着色した麩に溶かした砂糖を塗った静岡の麩菓子で、外側はパリッと甘く内側はフワッとした食感で長さ1mほどのインパクトのある駄菓子です。「ニッキ棒」は、クスノキ科のシナニッケイの根を赤紙で束ねて夏祭りや縁日などで駄菓子として売られていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。香りはシナモン(セイロンニッケイ)と同じですが、根の周皮をかじると少しピリッとするところが異なります。八つ橋にも利用されています。研究室で口に銜えていると学生から何をしているのですかと言われると寂しさも感じますが、郷土食から子供時代が思い起こされ、なんとも懐かしい気分になります。食は本当に奥が深いと感じます。
学部入試業務を担当し早5年目、このコラムが掲載される頃には、本学科4年生の管理栄養士国家試験もあと2カ月となり、高校3年生の皆さんはセンター試験も終わり、いよいよ一般入試時期となります。毎年ですが、この時期インフルエンザやノロウイルスのニュースを耳にします。十分に体調に気を付けてお互い頑張りましょう。
津久井 学(管理栄養学科)