キャンパスツアー

1年生を対象とした「教養ゼミナール」では、大学で学ぶ上で必要な基礎的スキルを獲得するとともに、専門分野に取り組む意欲と姿勢を身につけていく。これから大学生活を送る上で必要不可欠となる文献検索、資料収集、レポート作成、発表技法などを習得するとともに、各種大学施設の紹介、利用法についてのガイダンスを行う。私の授業では、4月にキャンパスツアーを実施し、栄養学部学生が主として学ぶ室の木エリアと隣接する八景キャンパスエリアをくまなく巡る。カウンセリングセンターや学院保健センターは、いざという時に躊躇なく利用できるように室内に入室させてもらい担当の先生の顔も覚えてもらうようにしている。八景キャンパスエリアは栄養学部の学生は普段は行く機会が少ないが、図書館や食堂、購買、チャペルなど室の木エリアとは異なる雰囲気の場所もあるためこちらも早い段階で紹介したい。大学内で一番高層の１０階建てのフォーサイトは、横須賀スタジアム、金沢文庫、能見台方面の眺めがよい。1階にある就職支援センターや国際センターは、栄養学部学生もよくお世話になる部署であるため必ず立ち寄るようにしている。その他にも、屋外にあるオープンチャペルや、長年いる教員でも知らない方が多い理工学部の実習棟（オリーブファクトリー）、レベルの高い機能性とデザイン性を兼ね備えた建築・環境棟（5号館）、クラブハウス棟のトレーニングルーム、一番南側に位置し本学の校章にも使われているオリーブの木がある広場など、多くの場所を巡っている。栄養学部の学生は、普段は実験実習、そして課題に追われることが多いが、授業間の空き時間などを活用して充実した大学施設を是非上手に活用してほしいと願う。