栄養学部教員コラム vol.205
2025.02.10 管理栄養学科 山岸 博之
コロナ禍以降、学習支援塾の活動縮小に困っていた。春学期のある日、成績が比較的上位の卒論生に類似の活動を依頼したところ、友達と共に「学びの場」なるコーナーをE6号館のロビーに開設した。しんどかったろうが、週1日の頻度で秋学期の終わりまで対応してくれたので、とても助かった。
「学びの場」でメンターを引き受けてくれた学生は、「アウトプット」の効果を実感していたので、ラボの卒論生同士で教え合う国試対策勉強会を開くことを提案した。当初は引き気味だった学生も、棚に貼った自作の資料が増え、夏休み明けの模試の結果で効果を実感したようだ。
現在私は新卒論生4名と共にネズミを飼育中で、楽しい春休みを過ごしている。段々と自律的に動き始めた彼らは、自分の成績を気にしながらも「学びの場」にも興味を示した。何より大事なのはパッションで、始めてしまえばアウトプット効果があとからついてくる。卒論も、国試も、就活も、きっとうまくいくだろう。