教員紹介

栄養学部教員コラム vol.27

2010.08.12 管理栄養学科 佐藤 容子

健康と栄養 −生活習慣病について考える−

病気になる原因には、
1.外部の環境
2.遺伝
3.生活習慣
の3つがあります(図1)。

 

 

 図1

生活習慣が主な要因となる病気として、生活習慣病が知られています。生活習慣病とは、偏った食事、運動不足、ストレス、喫煙、飲酒など、主に長い間の生活習慣が原因となる病気で、代表的なものに高脂血症・高血圧・糖尿病などがあります。以前は成人病とも呼ばれていました。

これらの生活習慣病は、自覚症状がはっきり現れにくく、気がつかないうちに動脈硬化が進み、ついには狭心症、心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化症など重大な病気を引き起こしてしまいます。さらに、いくつかの生活習慣病や因子が重なると、心臓病や脳卒中が生じる危険性が一層高まります。現在、日本人のじつに2/3近くがこれらの生活習慣病で亡くなっているといわれているのです。

生活習慣病は環境や遺伝の影響も大きく、「生活習慣が悪いから生活習慣病になる」と単純にはいえません。ただ、生活習慣を改善することで、病気を予防することができるのです。「健康と栄養」の講義では、数時間にわたって生活習慣病と食事・生活習慣との関連について紹介し、予防のために今私たちにできることは何なのかを考えています。

 

 

佐藤 容子(健康栄養学科)

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