「室の木キャンパスの四季」

私が関東学院に赴任して9ヶ月、2015年も終わろうとしています。
今年の春、「教養ゼミナール」という授業の一環として学校周辺で行った課外活動をふと思い出しました。この活動を通じて知った、関東学院大学の周辺の地域を紹介しますと、近くには野島公園があり、小高い丘、小さな干潟、岩礁そしてその先には東京湾が広がっています。春には潮干狩りの親子連れが訪れ、八景とされた昔の景観は失われたものの、大学周辺に残された自然環境に心が癒されます。

時間を見て校内とその周辺を散策しますが、キャンパス内に植樹されたヤマザクラ、オオシマザクラ、サクラは時間差で開花し、モチノキ、ケヤキもあります。何本もあるクスノキは秋には黒い実をつけました。もちろん関東学院の校章でもあるオリーブもあります。

季節を感じさせるのは樹木だけはありません。春には留鳥のイソヒヨドリやシジュウカラの美しいさえずり、渡りの季節にはツバメ、アマツバメ、イワツバメが観察され、そして冬の朝はヒヨドリの鳴き声が校内で響きます。

学びの場は周辺の地域環境の良し悪しに大きく影響を受けます。四季を通じての関東学院大学の環境の良さをできるだけ多くの方々に知って欲しいと思っています。

12月の夜、学生実験室の窓から中庭をふと見ると、そこにはクリスマスを前に佇む大きなツリーがキラキラと輝いており、凛と張りつめた空気を感じながらしばしその美しさに見とれました。

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（写真はユリカモメ（Black-headed Gull）、校内のツリーの写真）

田﨑　達明（管理栄養学科）