担当科目
基礎栄養学I・II、応用栄養学II、基礎化学実験、解剖生理学実験、健康と栄養
氏 名 | 山岸 博之(ヤマギシ ヒロユキ) |
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所 属 | 管理栄養学科 |
職 名 | 准教授 |
専攻分野 | 栄養学 |
最終学歴 | 博士(栄養学) |
学部担当科目 | 基礎栄養学I・II、応用栄養学II、基礎化学実験、解剖生理学実験、健康と栄養 |
長期研究テーマ | 鉄欠乏状態におけるエネルギー代謝の研究 |
内容 | 鉄欠乏は成長期の子供、閉経前の女性を中心に鉄不足だけでなく、アンバランスな食事などが原因として世界中で観察されます。古くから知られていますが、日常の食生活が大きく影響します。鉄欠乏性貧血は単に「顔色が良くない」とか「体力がない」といったイメージがあるかもしれません。しかしながら、鉄は有酸素代謝を支える重要な栄養素ですので動物実験をしてみると、興味深いことにあまり食べていないのに、体重も少ないのに、高血糖であったり、高脂血症であったりします。こうした代謝の変化がなぜ起きるのか、研究しています。 |
短期研究テーマ | 鉄欠乏ラットにおける糖質代謝の変動 |
内容 | 実験をしてみると貧血も重度になると糖尿病に似た症状が現れてきます。そこで現在は糖質代謝に焦点を当てて検討しています。 |
主要業績 |
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皆様へ メッセージ |
私は1年生春学期の「基礎化学実験」を担当しています。多くの学生は「実験」の経験がゼロに近く、「実験」で必要な「モル」の世界が大学生で最初の関門のようです。文系出身者は特別ハードルが高いと考えがちですが、「文系だから」とわりきって「できない自分」を素直に認めやすく、不足を補うために「学習支援塾」も積極的に活用すれば充分対応できます。実技的な側面でも、はじめて触れる「ガラス器具」の使い方を理解し、マスターするまでにはある程度のトレーニングが必要です。たった15回の授業ですが、毎回の授業に取り組む姿勢によって、終盤には大きな差が生まれてきます。そして、取り組む姿勢を見れば、4年間の「伸びしろ」をなんとなく感じます。 社会にでると、計算ドリルのようにだれもが同じ答えを導き出すことはあまりありません。不安ながらも自分なりに考えて、答えを出しています。管理栄養士も同じで、信頼関係を築くためには目前のクライアントが納得するような答えを出す必要があります。4年間で覚えるべき事柄は少々多いかもしれませんが、「食事」や「健康」といった生活に密着した内容も多く、興味を持ちやすいと思います。しかし、高校生までのように「字面の記憶」に頼っていては対応できません。本質を捉えるために、「なぜだろう?」と抱えたモヤモヤを解消したり、あるいは、一つの語句から多方面にリンクを張るなど俯瞰的な理解が必要です。 「大学生」には選択の「自由」が与えられ、そして「責任」が伴います。つまり、因果応報、アリとキリギリスです。能動的で自律したメリハリのある大学生活は得るものも多く、満足感や充実感も大きくなるでしょう。目標向かって一生懸命努力する姿は、輝きを放ちます。何事にも積極的に挑戦するステキな時間を共に過ごしませんか。 |
お問い合わせ | bigman@kanto-gakuin.ac.jp |