横須賀市立市民病院 管理栄養科
人間環境学部 健康栄養学科2010年卒
山崎史緒さんは、管理栄養士を目指して、関東学院大学人間環境学部健康栄養学科に入学。管理栄養士の資格を取得し、現在は生まれ育った横須賀市にある、横須賀市立市民病院に勤務しています。糖尿病や腎臓病など食事療法が必要な患者への栄養指導、入院患者への食事管理を主に担当しています。
健康栄養学科の松崎ゼミで「医療分野で求められる管理栄養士としての知識とスキルと知見を現場感覚で学ぶことができました。それが今、とても役立っています」。
医療現場で、医師、看護師、コ・メディカル、事務職員など職種の異なるスタッフを関わります。「ゼミで培った協調性と、仕事に対する責任感。いわば、向上心が自信を与えてくれました」。食事療法は、患者が自ら実行しなければならないことが多い。栄養バランスやカロリーを考慮した献立の立て方や生活習慣など、患者に必要な情報をどうしたら正確にわかりやすく伝えることができるだろうか、と毎日試行錯誤しながら患者と向き合う努力を続けています。
「病気の療養中は、不安を抱える方が多いと思います。そんな中で食を通して患者さんが笑顔になるような管理栄養士を目指したい」。
若いけれど一所懸命で、熱意を感じます。最近は先輩にも頼らず、強くなりました。今後、栄養分野は病院においても重要になってきますので、術後の患者さんの栄養指導などにもより力を注いでもらいたいと思います。
社会福祉法人あおぞら
あおぞら谷津保育園 管理栄養士
人間環境学部 健康栄養学科2007年卒
料理や食べることが好きだという理由だけで、関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を選択した鈴木葉月さん。しかし、人間の身体の知識や食の栄養とバランス、食の作り方と衛生管理という幅広い分野を学ぶうちに、積極的に生きる姿勢が現れてきました。興味を持ったら即行動し観察する。そうして、管理栄養士として保育園で働くことを決めました。きっかけはごく単純。
保育士を目指す友人が「保育園で働いてみて管理栄養士の働きって凄いとおもった」という言葉を聞いて、興味がわいたからです。1週間のボランティアに参加。「子どもたちと触れあいながら給食を提供しました。思った以上に楽しかった。即、試験を受けることにしました」。そこに現在勤務している保育園です。
自らの人生に積極的で行動で建設的であるのは、その言葉と行動に表れています。保育園では「食育」も担当し、クラスの回り食の大切さを指導しています。「子どもたちは未来を創る存在。成長していく姿を見ながら栄養を考え献立を作り給食を提供するのは、とてもやりがいがあります」。
「何より嬉しいのは子どもたちが『おいしい』と言ってくれた瞬間です」。