栄養学部教員コラム vol.7
2009.02.12 管理栄養学科 山岸博之
卒研は動物実験なので、エサを作り、ラットを可愛がる。
可愛がられた彼らはやがて解剖され、色々と分析され、
尊い命と引き替えに新たな事象が少しだけ明らかとなり、
卒論として纏められる。
卒論ができあがる頃には、国家試験があり、
なかなか忙しい4年目の学生生活だと思う。
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関東学院に着任してからの2年間、
自転車操業的になんとか授業をこなしていた私にとって、
久しぶりの研究活動でもあり、
しんどいが楽しい日々が始まった。
どんなデータが出てくるか、
ワクワクとドキドキが入り混じり、
20年も昔に初めて経験した自分の卒研生活を思い出してしまった。
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体育会での部活動が忙しいにもかかわらず、
先輩に脅され、半強制的に最も忙しい研究室を選択してしまった。
どうやら「首から下」の体力要素が期待されたらしい。
ちょうど今頃だった。
卒業間近の先輩からの引き継ぎ実験をこなすうちに栄養学が楽しくなり、
無謀にも大学院への進学を決意してしまった。
両親を含め、周囲は唖然としていた。
卒業すら怪しげな劣等生だったのである。
そんな私は、疲れた体にむち打って、
専門用語が羅列されているらしいアルファベットとのにらめっこから受験勉強を始めた。
GWの名古屋遠征からの帰りのバスで、鈍い私もやっと己の無謀さに気がついた。
いったんは部活動をあきらめたが、恩師からの激励に一念発起し、
にらめっこは継続した。
神様は、あきらめの悪い私に根負けしたのか、
にらめっこに負けて微笑んでくれた。
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私の研究室でも、一期生達の卒業研究がつい先日始まった。
共にワクワクとドキドキしながら、
ほんの少しでも学問以外の何かも掴んで欲しいと思う。
山岸博之(健康栄養学科)