教員紹介

栄養学部教員コラム vol.45

2012.01.05 管理栄養学科 中山 徹

通勤・残業・肥満・生活習慣病

以前ある忙しい会社の産業医をやっていました。この会社では疲労を感じる従業員が多く、肥満が多かったのです。原因を調べるためアンケートをとりました。すると残業が多く、通勤時間も長いことがわかりました。その為、帰宅が10時以降となる人はざらにいました。帰宅後夕食を取り、風呂に入り就寝します。睡眠時間を調べたところ6時間未満の睡眠時間の場合、疲労が蓄積することがわかりました。夜食症候群という病気があります。夜は食べたものが貯蔵カロリーになりやすく、夜遅くカロリーを多くとると、肥満や生活習慣病の誘因になります。労働基準法で昼食時間は保障されていますが、残業時の夕食時間は保障されていません。その為、多くのサラリーマンが帰宅してから夕食をとります。通勤時間と、残業の時間の長さはそれだけで疲労や病気の素地となります。通勤時間や残業時間を短くすれば改善されます。 実際にはどうしたら良いのでしょうか。

 

 

 

 

中山 徹(健康栄養学科)

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