栄養学部教員コラム vol.50
2012.05.24 管理栄養学科 江田 節子
ゼミ生はエルダー層(50代以上の時間購買力に余裕ある層)向けの商品「弁当」開発コンテスに参加しました。近年では、肥満や高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が年々増加しています。このような現状を踏まえ、生活習慣病の予防(1食あたりのカロリー、塩分をコントロール)、そして忙しいお父さんたちに充実した食生活を、という願いを込めて考案しました。今までのコンビニ弁当にはないオリジナリティであるか、関東地区の食材(豚肉、大根、小松菜、ひじき、梅)を使用、味付けや調理方法、食材の組み合わせは適切であるか、盛りつけ、彩りなどを考慮するなど、ゼミ生たちはアイディアを出し合い、体にやさしい健康志向、バラエティに富んだお弁当、季節は「春」を想定、提案しました。
その提案商品名「クルクル豚味噌焼き弁当」です(前日に商品名を変更したので写真のお弁当名は違っております)。お弁当は野菜をたっぷり使用、ゆかりごはん、味噌豚の野菜巻き、大根と竹の子の煮物、小松菜のからし和え、かぼちゃサラダ、ひじき入り卵焼きです。
プレゼンを行うにあたり、説明会からコンセプトシートによるやりとり、そして、(株)サークルKサンクス晴海本社で、大学生商品開発コンテストのプレゼンテーションが行われました。提案弁当は前日授業終了後に3個(展示用、プレゼン用、審査用)作り、プレゼン当日持参しました。参加校は11校、各大学ともすばらしい商品で、独創的な商品も提案されていました。審査結果は残念ながら8位に終わりましたが、学生たちは一生懸命に取り組み、プレゼンテーションも堂々と行われました。
今回のプレゼンを通して、エルダー層はもちろんのこと、ふだんのコンビニエンスユーザからも受け入られる商品でなければならないことがわかりました。これを機会にステップアップ、チャレンジしていくことを学生に期待しています。
主催者の挨拶 | 参加校の学生 |
プレゼンの様子 | 審査員の質問・コメント |
提案したお弁当 | プレゼンに参加した学生 |
江田 節子(健康栄養学科)