楽しく調理が出来て調理の基礎とサイエンスが学べるこんな本を作ってみました

調理とは食品を多くの調理操作を経て共食に至るまでの全プロセスを言います。調理することは食品を安全に安心して体内に取り込む事です。体にとって不必要な物質は取り除き、また、低減させて栄養素として効率よく体内に利用できるように調理することです。人類は長い時間をかけて多くの食品の中から食べられる食品を選択し、調理によって効率よく体内に取り込むことを学んできました。
管理栄養士・栄養士養成課程で調理を学ぶ学生にとって、ライフステージ別の食事療法を中心とした栄養補給法を学び、安全・安心に口から食物摂取が出来るように、食品の物性を測定して科学的に再現性を持った食事が提供でき、科学的に評価も出来るようになることが大切です。
調理は管理栄養士・栄養士にとって基礎的な学問でありますが、調理を学ぶためには大学・短期大学等の養成施設の授業時間では多少の無理がある内容になっています。そこで、調理を学ぶ課程の中で効率よく学ぶことが出来るように、「映像で学ぶ調理の基礎とサイエンス」(編集: 松崎政三、その他)のテキストを作成しました。調理方法や調理を映像とテキストを見ながら自然に学ぶことが出来、何度も繰り返してみることも出来、また、映像を見ながら調理をすることもできます。映像では調理の基礎編と応用編を組み合わせているために、基礎を学びながら応用編を同時に学べるようになっており、楽しみながら知識や技術が身に着くように編集されています。更にテキストのみでも調理の基礎が独立して学べるように編集されています。これから調理を基礎から学びたいと思っている多くの人にとっても調理を学びながら調理学も身に付けられるテキストです。機会がありましたら本屋さんで「映像で学ぶ調理の基礎とサイエンス」を手にとって見てください。きっと調理が好きになります。

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松崎　政三（管理栄養学科）