教員紹介

栄養学部教員コラム vol.137

2019.02.17 管理栄養学科 田﨑達明

「室の木キャンパスの四季と生き物」Ⅱ

室の木キャンパスでは、年末に中庭に大きなクリスマスツリーがキラキラと輝きます。スズメに交じってツグミが見られるのもこの季節です。

今は丁度2月、学期末試験が終了し学生たちもホッと一息ついた頃です。2019年の冬、今年は若干の降雪はあったものの暖冬でした。厳しい寒さを感じたことはまだありません。この時季は毎年冬鳥が訪れます。小鳥ではツグミ、ヒヨドリ、ハクセキレイそしてシジュウカラを観察しました。周辺の海辺では、カモ類ではキンクロハジロ、スズガモ、マガモ、コガモ、カモメ類ではオオセグロカモメとユリカモメが見られました。

春休みが終わるとすぐに新学期が始まります。3月の後半から4月にはキャンパス内のヤマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノの順に時間差で開花します。

さて、3月から5月にかけての渡り鳥の季節には、留鳥のイソヒヨドリやシジュウカラの美しいさえずり、野島公園では、ツバメ、アマツバメ、イワツバメ、留鳥のカラ・ケラ類が観察できます。

8月と9月のけだるい夏の時季も、トビは常に頭上を旋回しています。初夏のキャンパスでは蝉が良く鳴くのです。アブラゼミ、ミンミンゼミはよく鳴きます。声だけですがツクツクボウシとニイニイゼミの2種類も確認できました。

11月、広葉樹の多い中央広場では、落葉の秋になると私には情緒が感じられますが、いくら履いても落ち葉が道にたまるので、清掃担当の皆さんにとってはたいへんご苦労されていると思います。

学びの場の環境は学生の勉強への意欲や生活感にも影響を与えます。栄養学部のある関東学院大学のキャンパスは、四季を通じて温暖で、風の通り道となっている心地よいキャンパスです。この快適さと楽しさを多くの方々に感じていただければと思います。

 

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