栄養学部教員コラム vol.140
2019.05.17 管理栄養学科 寺本 あい
毎年、このコラムでゼミナールの活動を紹介させていただいています。今回は、2018年度のゼミナール活動をご紹介します。寺本ゼミナールは、調理科学および給食経営管理分野を専門とするゼミです。3年生のゼミナールでは、月々のテーマを設定し、献立作成、食材の発注計画、調理と食事提供に係わる一連の過程を実習しています。
7月・8月は大学オープンキャンパスでの「カフェ」の企画・運営、9月~3月にかけては産官学共同事業「旬鮮レシピの開発」の試作・選考会など、じっくり時間をかけてレシピを作成し外部に向けて発信する活動を行っています。(これらの成果は他で紹介されていますので、そちらをご覧ください。)
このコラムではゼミのメンバーが自由に決めたテーマに基づいて作ったメニューをご紹介します。4月は「ウエルカムパーティー」、5月は「端午の節句」、6月は「梅雨」、12月は「クリスマス」をテーマとして企画しました。継続して活動していると、最初は所要時間や役割分担の予測ができず予定時間を何時間もオーバーしてやっと試食にありつける状態だったのが、徐々に要領をつかみ、手際良く調理できるようになりゆっくりと試食を楽しめる余裕が生まれてくるなど、学生の成長が目に見えて分かります。
ゼミナール活動を通じて食経験を積み重ね、栄養的優れているだけではなく、美味しく楽しい食事、そして食文化を伝えつなぐことのできる管理栄養士になってほしいと願っています。
4月
「ウエルカムパーティー」ケークサクレ3種、チョコレートチーズケーキ、ミニフルーツタルト、レモンスカッシュ
5月
「端午の節句」鯉のぼりちらし寿司、茶わん蒸し、柏餅
6月
「梅雨」スタミナ冷やしうどん、生春巻き、紫陽花
12月
「クリスマス」照り焼きローストチキン、ツリーサラダ、リースサラダ、クリスマスケーキ、フルーツポンチ