教員紹介

田中 弥生

担当科目

臨床栄養学、食介護論

氏 名 田中 弥生(タナカ ヤヨイ)
所 属 管理栄養学科
職 名 教授
専攻分野 臨床栄養学
最終学歴 筑波大学大学院博士課程 修了:博士(スポーツ医学)
学部担当科目 臨床栄養学、食介護論
長期研究テーマ
  • ① 地域包括ケアシステムに関わる栄養管理(病院・在宅・福祉)
  • ② 栄養サポートチーム(NST)における栄養管理
  • ③ 周術期における栄養管理、呼吸不全患者における栄養管理
短期研究テーマ
  • 地域包括ケアシステムにおける栄養ケア・ステーションの健康サポートの効果
研究テーマ
の説明
  • 超高齢化社会は地域包括ケアシステムを早急に整備することにある。
    なかでも病院・在宅・福祉などどこにおいても生きている以上は食べることを疎かにしてはならない。
    しかしながら飽食の時代にあるにも関わらず癌の周術期後や呼吸不全などの疾患による低栄養状態の高齢者が在宅療養者で約70%、病院では40%と多い。
    これらを解決させるためには、病院では栄養サポートチーム(NST)の栄養管理、地域では、栄養ケア・ステーション等の顔のみえる管理栄養士・栄養士による訪問栄養食事指導などの改善が必要でありその効果が示されてきた。
主要業績
    (著書)

  • ・『NST実践ハンドブック』 (共著)(医療企画)
  • ・『最新臨床栄養学 新ガイドライン対応』 (共著)(光生館)
  • (論文)

  • 『在宅訪問栄養食事指導による栄養介入方法とその改善効果の検証』(共著)
    (2012年8月)(日本栄養士会雑誌 Vol.55 No.8(報文)
  • 『地域独居高齢者における介護予防に関する介入効果』(共著)
    (2012年12月)(老年歯科医学雑誌 Vol.27 No.3)
  • 『介護予防での栄養改善サービスの問題点経済的アプローチを用いて』(共著)
    (2012年12月)(駒沢女子大学「研究紀要」第19号)
  • 『情報を正確に伝えるためのツール栄養手帳とその進化』
    (食品産業新聞,食品産業新聞社)(2013年)
  • 『在宅訪問栄養食事指導』
    (公益法人フランスベットメディカルホームケア研究助成財団)(2013年)
  • 『地域包括ケアシステムにおける栄養管理の重要性』(単著)
    (2014年)(静脈経腸栄養Vol.29 No.5)
  • 『タブレット端末を使用した在宅酸素療養患者のセルフマネジメントの有用性について』(共著)
    (2015年1月)(日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌Vol.25 No.3)
  • 『栄養管理ツールを利用したセルフマネジメントによる社会ネットワークの検証』(共著)
    (2015年3月)(日本在宅栄養学会誌 Vol.1 No,1))
  • 『Food Industry Self‐Regulation and the Role of the Government』(共著)
    (2015年8月)(International Journal of Marketing Studies; Vol.7.No.4; 2015)
  • 『要介護高齢者の栄養状態をどう守るか―栄養ケア・ステーションの発展と課題―』(単著)
    (2015年9月)(Progress in Medicine Vol.36 No.9)
  • 『超高齢社会における地域一体型NSTの重要性について』(単著)
    (2017年1月)(日本食品安全協会会誌 Vol,12(1)
社会活動 公益社団法人 日本栄養士会 常任理事
受験生へ
メッセージ
【受験生の方へ】
 日本栄養士会で発信している管理栄養士・栄養士倫理綱領の一つに
「管理栄養士・栄養士は、人びとの人権・人格を尊重し、良心と愛情をもって接するとともに、「栄養の指導」についてよく説明し、信頼を得るように努める。また、互いに尊敬し、同僚及び他の関係者とともに協働してすべての人びとのニーズに応える。」とあります。
まさに関東学院大学で一生懸命に学んだ後輩達はこの倫理綱領の通りの管理栄養士・栄養士へと導かれております。ぜひこの時を共に過ごしかっこいい管理栄養士・栄養士を目指しませんか?
皆様へ
メッセージ
私は中学校から大学まで関東学院で学び、その後30年余り地域密着型の急性期病院及び同法人の老人保健施設、透析センターなどの管理栄養士として患者様の栄養管理を携わってまいりました。関東学院の「人になれ奉仕せよ」という教訓が頭から離れることがなく、病院の管理栄養士という職業を選択いたしました。
 病院の職員は、ほとんどが職業意識に優れた国家試験取得者で成りたっています。医師は治療全般を考え、外科であれば手術に立ち向かいます。看護師は患者の病院生活に寄り添い、薬剤師は治療薬を提供し、理学療法士や言語聴覚士は身体機能を改善させます。そして管理栄養士・栄養士は栄養状態を評価し栄養補給の計画を立て、三食の食事作りである調理師などとの連携で食事を提供します。また病院を成り立たせるためには経営力も必要となり医療事務員、さらには清掃衛生員も必要です。意識障害で入院となった患者様は救急車の隊員、事故であれば警察官など、地域の連携も大切です。これらの職業はどれ一つ欠けても患者様の治療は完結できません。チーム医療によってそれぞれの分担を全うすることで患者様は治療を完結します。なかでも私が選んだ管理栄養士・栄養士という職業はとてもすてきでかっこいいよく、なぜならば食事が摂れなかった時、私たちが提案した栄養補給法で見る見るうちに元気になっていきます。患者様から「おいしかったよ」とおっしゃられた時には喜びに満ち溢れ、管理栄養士・栄養士になってよかったと思う瞬間です。
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