栄養学部教員コラム vol.163
2021.07.14 管理栄養学科 津久井 学
皆さんこんにちは。栄養学部の1年生は春学期に大学の授業に慣れる教養ゼミナールという必修科目があります。教ゼミでは、教員1人に10名弱の1年生がついて少人数で授業をするのですが、昨年度は新型コロナウイルスの影響でオンライン授業となりました。今年度は4月から対面で授業がスタートしており、教ゼミも積極的に活動をしています。私の専門は食品学・食品加工学ですので、早速、教ゼミの1年生と4月にアサリの生態調査に行ってきました。何と本学のある金沢八景は、古くから潮干狩りで有名な所で、おそらく日本で唯一アサリが歩いて5分で採取できる好立地にあります。学校にはもちろん学外活動届を提出し、アサリの生態調査として、授業時間にちょうど潮が干潮となる日時を調査し、アサリを採取します。採取後砂抜きしたアサリについて、栄養や調理法を調べ、実際に調理を行い、最終的にレポートにまとめ発表します。今年は9名の学生がいますが、それそれ異なるテーマを設定し、発表に向け取り組んでいます。オンライン授業でもメリットはありますが、やっぱり対面授業はいいですね。
管理栄養士は、人とのコミュニケーションが必要な仕事です。単に学力だけであればオンライン授業でもよいのかもしれませんが、やはり対面授業だからこそ技術や得られるものがあると思います。高校生の皆さん、入学したら一緒にアサリを採取しましょう。