知識の整理・積み上げが大事

栄養学部の１年生は春学期に生化学Ⅰ、秋学期に生化学Ⅱを履修します。管理栄養士国家試験出題基準の生化学分野を網羅するように講義を組み立てています。生化学を理解していると相互に関連する他の科目の理解に繋がります。また逆にそれらの科目の学習が生化学、ひいては人体の構造と機能および疾病の成り立ちの理解を助けるということもあります。このことは生化学の講義の中でもあり、Aという項目の理解のためにはBという項目の理解が必要で、Bの理解のためにはAの理解が必要ということがあります。そのため、前半の講義が難しく感じるかもしれません。しかし、そこで躓くことなく後半の講義までふんばっていると全体像が掴めてきます。（必要に応じて後半の講義で前半の講義の復習を取り入れています。）受講生も講義の後に各自でそれぞれの項目を整理して積み上げていくことが大事だと思います。また、全体を学習してからもう一度学習すると抜群に理解が深まるということもあります。知識の整理・積み上げが大事ということです。