栄養学部教員コラム vol.172
2022.04.26 管理栄養学科 菅 洋子
菅ゼミでは、広く健康づくりについて学ぶために、食、栄養、運動がキーワードに入る学生企画の活動を積極的に行っています。
残念ながらこの2年間、例年行っていた学園祭でのヘルシーうどんの販売や食品工場見学などは行うことが出来ていませんが、コロナ禍でも出来る活動をしようと、ゼミ3年生が『イチゴ狩り&三崎漁港巡り』を企画してくれました。
当日はあいにくの雨模様で、予定していたアクティビティが一部出来ませんでしたが、ゼミ生が一番楽しみにしていたイチゴ狩り、三崎漁港巡り(楽しみにしていたのは海鮮丼ですが…)、農作物物産館巡りなど地元農作物、水産物にふれながらウォーキングをするという当初の目的を十分果たすことが出来ました。
生活習慣病を予防するには、飽和脂肪酸(肉を中心とした動物性脂肪)を摂りすぎないこと、野菜を摂取すること、適度に身体を動かすことなど、多くの研究結果から『何をすればよいか』は、わかってきています。しかしながら、日常生活の中で実践し、継続することは案外難しいものです。食事は美味しくいただきたいですし、身体は嫌々動かすものではありません。どうしたら日常生活の中でナチュラルに健康づくりを実践できるかを考えるためにも、実際に楽しく身体を動かし、身体に良い食べ物に接し、継続できるアイディアを出し合うことが重要だと思っています。ゼミでの活動が、このような予防活動につながることを期待しています。