栄養学部教員コラム vol.208
2025.05.20 管理栄養学科 佐藤 容子
2024年の暮れも押し迫ったある日、忘年会の席で隣になった管理栄養学科のT先生が、受け持ちの食品加工学実習で作った「イカの塩辛」についてのエピソードを披露してくださいました。新鮮なイカとワタで手作りする塩辛がおいしすぎて、これを食べたらもうスーパーで買った塩辛は食べられない!!と超絶賛。それを聞いて、お金を払ってもいいから実習に参加して食べてみたい〜と、わがままな相槌をうって盛りあがったところ、後日なんと「余っていたのがあったのでおひとつどうぞ。」と持ってきてくださったのでした。
「麹の粒がなくなってくる頃が食べ頃です。」とのことで、ラベルをよく見ると、「熟成の間(1〜2週間)は1回/日は攪拌し、空気を十分に補給してください。」と記載されています(写真)。まさしく『手作り』の醍醐味。じっと我慢して時々かき混ぜながら熟成を待ちます。その間ちょっとずつ味見をするのですが、確かに塩味が和らいで味が深まっていく・・・。ちょっとお高めの日本酒を用意し・・・あるいは炊きたてのご飯と合わせて・・・。と、ここからはぜひ、当栄養学部に入学の上、食品加工学実習にて本物を作り味わっていただければと思います。
塩辛と一緒にいただいた「アワビとウニのいちご煮」「サンマの味付け煮」「ラ・フランスのジャム」も美味しかった〜。
T先生、どうもご馳走様でした。